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2010年5月12日 (水)

「もんじゅ」再開に反対します

 「もんじゅ」再開に反対します

 2010年5月6日

文部科学大臣 川端達夫様

          ストップ原発&再処理・意見広告の会

                                     FAX:03-3238-0797 mail@iken-k.com

 2010426、福井県知事・文部科学相・経済産業相の3者協議で、県が地域振興策を条件として「もんじゅ」試運転再開受入を表明した、と伝えられた(同日付け毎日新聞夕刊)翌朝には、ナトリウム検出器故障のトラブルが発生したと伝えられました。故障した検出器の送風機は、昨年5月に交換していたのです。他にも、15年も停止していた原子炉の部品の万全な点検は不可能で、今後も次々とトラブルが起きることが懸念されます。元京都大学原子炉実験所講師の小林圭二氏はじめ、多くの学者が「もんじゅ」が再開されれば、「事故は必至」と警告されています。「もんじゅ」の実態を知る多くの国民も「もんじゅ」は無駄・無理・無意味・無謀、と声を挙げ続けてきました。

 私たちも、次の4つの理由で、「もんじゅ」はあらゆる意味で研究開発する意義がないとして、「もんじゅ」運転再開に改めて強く抗議・反対します

 理由:

1)プルトニウムを商業利用しようとする計画そのものが間違っています。プルトニウムは日常的に商業ベースで取扱い・輸送する対象とすべきではありません。

 プルトニウムは超猛毒で、核兵器の原料です。超核兵器級のプルトニウムを産み出す「もんじゅ」は日本発の核拡散を招きます。国家機密のための暗い管理社会をも暗示させます。 たとえ事故がなく、うまくいったとしても、採算性が無く、核燃料再処理→高速増殖炉はたかだか1回が精一杯でしょう。プルトニウム増殖もほとんどない「核燃料サイクル」など夢のまた夢の戯言です。決して巨額を投じてまでその研究・開発を進めるべき対象ではあり得ません無駄なうえ、危険で愚かな政策・計画であると考えます。

ましてや、ナトリウムの取扱い技術一つだけをとってしても無事故である必然はまったくなく、必ず事故を起こすでしょう。その上、より本質的には、プルトニウムを使う発電は、核暴走を覚悟しなければならず、先進各国があまりの危険性のために、安全対策のためには採算をとれず、撤退を余儀なくされた代物であり、これを推し進める事は、商業炉として実用化するはずのない、世紀の世界規模の危険きわまりない、無駄で無謀な実験です。事故は軽水炉よりはるかに高い確率で起こりやすく、起きた時の甚大な(地球規模の、末代までの)被害(放射能汚染)規模が懸念されます。

2)「もんじゅ」は高速増殖炉の原型炉の意味を成していません。構造的に次の実証炉の原型とはならないからです。ここにも大きな無駄・無意味があります。

3)「もんじゅ」直下に活断層2本も見つかっています。これ一つの理由でも廃炉にすべき十分過ぎる理由です。

4)「核兵器廃絶」を願うのであれば、原子力発電をやめなければ実効性はありません。原子力に「平和利用」はあり得ません。唯一の被爆国として、また4つものプレートがひしめき合う世界有数の地震国として、子孫に膨大な負の遺産・核廃棄物と核汚染の脅威と核のゴミの後始末への膨大な経済的負担を増大させ続ける原子力発電に頼るエネルギー政策は間違っています。

・原子力発電は、地球温暖化対策に何の役にも立ちません(かえって電力やエネルギー浪費とCO2排出を促します)し、原子力発電を直ちにやめても電力供給に何ら支障はありません。

 以上の理由により、

核燃料再処理→高速増殖炉という本来の「核燃料サイクル」に強く反対します

 また、この「サイクル」計画の破綻のはけ口である「プルサーマル」にも強く反対します。プルトニウム利用政策そのものが間違っています。したがってプルトニウムを取りだすために事故がなくとも日常的に大量の放射能を環境に放出する使用済み核燃料「再処理工場」についても、「無駄・無意味」として、稼働に強く反対します。直ちに開発計画を中止するよう求めます。

 放射能による日常的な環境汚染や大事故を未然に防ぐためにも、子供たちの未来のためにも、直ちに再処理・核燃料サイクル計画を止め、原発に頼らないエネルギーへの政策転換を行うよう強く求めます原子力に使う膨大な国家予算を速やかに再生可能エネルギーの研究開発へと転換して下さい。

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