« 「もんじゅ」再開に反対します | トップページ | 『浜岡原発止めよう』意見広告への賛同金募集を開始しました »

2010年6月15日 (火)

経産大臣、原子力安全保安院、文科大臣への申し入れ書

経済産業大臣  直嶋正行様

原子力安全・保安院長  寺坂信昭様

文部科学大臣 川端達夫様

 2010年5月26

 「ストップ原発&再処理・意見広告の会」

                       FAX:03-3238-0797  mail@iken-k.com

 

  「もんじゅ」の運転中止・廃炉を求めます

   「もんじゅ」には廃炉以外の選択肢がありません

1)「高速増殖炉」・「核燃料サイクル」を商業ベースで実現させようとする政策そのものが間違っています

 これを国の原子力・エネルギー政策の基幹に据えること自体が間違いです。

プルトニウムの超猛毒性、核物質である故の核拡散性、超核兵器級プルトニウムを産みだす潜在的罪悪性を考えれば、「非核三原則」、「核廃絶」を唱える日本が手を染めるべき政策ではありません。天然にはないプルトニウムという元素を無理やり資源として利用するための高速増殖炉計画・核燃料サイクル計画は、これから果てしなく続く、危険で無駄な努力の持続を強いるものです。半世紀も前に「夢の原子炉」として構想された高速増殖炉計画は、今や、前代の遺物です。危険の絶大さ・努力の膨大さ・投入される税金の巨額さに対して、得られる(残される)将来像は「ついに断念」という挫折と膨大な核のゴミの山と放射能汚染という絶望でしかありません。子孫にとって何たる犯罪行為でしかないことでしょうか!

この政策を速やかに、完全に断念することを求めます

2)警告を真摯に聞いて下さい。

元京都大学原子炉実験所講師の小林圭二氏はじめ、多くの学者が「もんじゅ」が再開されれば、「事故は必至」と警告されています。

今回の再開に際して続いている数々のトラブル。それが30集まれば中事故に、中事故が10集まれば大事故に、・・という格言を私たちは何よりも恐れています。

「長計」のたびに遠ざかっていった「実用化」への展望、1995年のナトリウム漏れ事故から今回の再開に至るまでの14年以上の時間の長さ、その間、2003年の名古屋高裁での「もんじゅ」設置許可違法判決、そして、今回の再開に際しての数々のトラブル続出、・・これらはすべて、高速増殖炉計画のもつ、今後も続く並々ならぬ技術的困難さを如実に物語っています。

 「もんじゅ」の実態を知る多くの国民も「もんじゅ」は無駄・無理・無意味・無謀、と声を挙げ続けてきました。これらの警告を真摯に受け止め、大きな過ち(大事故)を起こす前に、速やかにこの事業計画を終わらせて下さい。破滅に向かうための無駄な努力をこれ以上続けるのを止めて下さい

3)次の実証炉は、「もんじゅ」とは異なる構造が設計されていて「もんじゅ」はもはや原型炉としての意味を失っています。生かされないデータのための運転は無駄で無意味です。

4)プルトニウムは増殖しません。エネルギー資源にはなりません。

回収率を考慮すれば、使用済燃料からプルトニウムを取り出して次の燃料として使う程の増殖はしません。エネルギー資源として実用化するなど絶対無理です。それでもこの計画を推し進めるのはブランケット部のプルトニウム(超核兵器級)を取り出すことを目的としているからと考えられます。これは日本の将来の核武装を意味します。

これこそあってはならないことで、断固反対します。

 最後に、私たちはまた、核燃料サイクルの一端である、「核燃料再処理」および、燃料サイクル計画の破綻のはけ口としての「プルサーマル」にも強く反対します。

する必要がない再処理によって、事故がなくとも日常的に大量の放射能を環境に放出する、という愚かな間違いも直ちに止めて下さい。

地震大国である日本列島には原発立地に適した土地はありません。速やかに原発を止めて、再生可能なエネルギーの研究開発へエネルギー政策の重点を移して下さい。

« 「もんじゅ」再開に反対します | トップページ | 『浜岡原発止めよう』意見広告への賛同金募集を開始しました »

活動日誌」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/1119163/35281675

この記事へのトラックバック一覧です: 経産大臣、原子力安全保安院、文科大臣への申し入れ書:

« 「もんじゅ」再開に反対します | トップページ | 『浜岡原発止めよう』意見広告への賛同金募集を開始しました »